概要

BusyBox は、Coreutilsなど標準UNIXコマンドで重要な多数のプログラムを単一の実行ファイルに「詰め込んで」提供する、特殊な方式のプログラムである(その詰め込み方法を指して呼ぶこともある)。BusyBoxの実行ファイルはLinux上で最小の実行ファイルとなるよう設計されており、各コマンドの実行ファイルをインストールするのに比べディスクの使用量を大幅に削減することができる。そのため、特定用途のLinuxディストリビューションや組み込みシステムに適しており、「組み込みLinuxの十徳ナイフ」とも呼ばれている。GPLv2でリリースされているフリーソフトウェアである。
(Wikipediaより引用)

インストール

通常、それぞれのコマンド名をBusyBox実行ファイルにリンクする(ハードリンクまたはシンボリックリンク)。BusyBoxは呼び出されたときの名前を調べ、適切なコマンドを実行する。例えば、/bin/lsを/bin/busyboxにリンクした状態で/bin/lsを実行する。

コンパイル後にmake installすることで、各種コマンド /bin、/usr/bin、/sbinなどにシンボリックリンクが作成される。Linuxカーネルから最初に起動される/sbin/initもシンボリックリンクでちゃんと作成される。これらに、加えて、/tmpを作り、/procと/sysのマウントと/devの生成を/etc/init.d/rcSに書くことにより[7]、一つのLinuxディストリビューションが出来上がる。


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Last-modified: 2020-06-27 (土) 19:41:00